瞳孔間距離(PD)とは?

PD: 瞳孔間距離(PD)は、一つの瞳孔の中心からもう一つの瞳孔の中心までの距離(ミリメートル単位)です。 PDは、レンズの正確な光学中心(レンズを通して見る点)を決定するため、メガネの製造に必要で、自分に合ったメガネを選ぶためには、瞳孔間距離を正確に測定する必要があります。瞳孔間距離(PD)には個人差がありますが、男性の平均瞳孔間距離(PD)は60~70mmで一般的な距離、女性の平均瞳孔間距離(PD)は60~64mmで一般的な距離、子ども平均瞳孔間距離(PD)は約42~58mmで一般的な距離になります。もしメガネ店や眼科の処方箋や度数データがなければ、自分で測ることもできます。
PD値が一つある: 瞳孔間距離のことです。右の瞳孔(黒目の中心)から左の瞳孔(黒目の中心)までの距離になります。平均PDは42〜70mmです。また、老眼鏡のPD瞳孔間距離(近用PD)は、遠用PD瞳孔間距離 から 2~3mm程度引いてください。
PD値が二つある: これは左右の瞳孔から鼻の中心までの距離のことです。下の画像のように、R(右)=30、L(左)=32これはメガネを掛けた時の状態で、メガネフレームの中心から右目の中心までの距離が30㎜、左目の中心までの距離が32㎜ですので、この方のPD(瞳孔間距離)は62㎜という事になります。

PDの測定手順

Step 1

鏡から約20 cm離れた位置にしてください。

Step 2

鏡を見ながらお顔に定規を当てて測ります。正確な結果を得るために、PDを2〜3回測定してください。

Step 3

右目を閉じて、左の瞳孔の中心に定規の0 mmを置いてください。

Step 4

今度は逆に右目を開けて、左目を閉じて、右の瞳孔の上の数値を読んでください。

Step 5

また、左右瞳孔から鼻の中心までの距離も測ってください。左目PDと右目PDの数値も測っておいてください。

※PDは2mm以内の誤差であれば許容範囲ということです。
※数値で迷った場合は狭いほうを選んでください。

近用メガネ(老眼鏡)のPDの計算方法

老眼鏡のPD瞳孔間距離は、遠用PD瞳孔間距離 から 2~3mm程度引いてください。